季節の変わり目と自律神経の乱れ、その対策
季節の変わり目は、身体や心にいろんな影響を与えます。春から夏、秋から冬への移り変わりの時期には、特に「自律神経の乱れ」を感じやすくなる人が多く、体調が優れない、気分が落ち込む、疲れが取れないといった症状が現れることもあります。
今回は季節の変わり目に自律神経が乱れる理由や、その対策について紹介します。
自律神経とは?
自律神経は、私たちの意思とは無関係に身体の働きをコントロールしている神経です。具体的には、心拍数、体温、消化、血圧などを調節しています。
また自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、これらがバランスを取ることで私たちの体は正常に機能します。
交感神経
活動やストレス時に優位に働き心拍数を上げたり、血圧を高めたり、いわば「戦闘モード」です。
副交感神経
リラックスしているときに優位になり、消化活動を促進し、心身を休める「リラックスモード」です。
これら2つの神経がバランスよく働くことで、私たちは健康な状態を保ちます。しかし、季節の変わり目には、このバランスが乱れやすくなります。
季節の変わり目に自律神経が乱れる原因
気温や気圧の変化
季節の変わり目には、気温や気圧が大きく変わります。特に急な寒暖差や気圧の変動は、自律神経に大きな負担をかけます。私たちの体は環境に適応しようとしますが、急激な変化には対応しきれないことがあります。
日照時間の変化
春や秋などの季節の変わり目には、日照時間も変わります。日光を浴びる時間が短くなると、セロトニンという「幸せホルモン」の分泌が減少し、気分が落ち込みやすくなります。このことも自律神経に影響を与える要因の一つです。
環境の変化
春や秋は新学期や転勤など、環境の変化が多い時期で、このような変化に対するストレスが自律神経を乱す原因となります。
自律神経の乱れによる症状
自律神経の乱れが原因で現れる症状は沢山あります。
倦怠感や疲労感
どれだけ寝ても疲れが取れない、常にだるいと感じる。これは、副交感神経がうまく働かず、体が十分に休息できていない状態です。また、夜になっても交感神経が活発なままになると、寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下し不眠の原因となります。
頭痛や消化不良
気圧の変動や血流の悪化によって、頭痛やめまいを感じます。また、副交感神経が働かないと、胃腸の活動が鈍くなり、消化不良や胃痛を引き起こすことがあります。
自律神経を整えるための対策
自律神経の乱れを防ぎ、季節の変わり目を健やかに過ごすための、生活習慣の見直しを紹介します。
体を冷やさない
季節の変わり目は、朝晩の気温が低くなることが多いため、体が冷えやすくなります。冷えは自律神経のバランスを崩す大きな原因になるので、体調に合わせた衣服を選び、体温を維持することが大切です。
質の良い睡眠を確保する
自律神経を整えるためには、しっかりとした睡眠が欠かせません。寝る前にスマートフォンを見ない、リラックスできる音楽を聞く、温かいお風呂に入るなど、睡眠の質を高める工夫をしてみましょう。
規則正しい生活リズムを保つ
季節の変わり目は、生活のリズムが乱れがちです。規則正しい生活を送ることが、自律神経の安定に繋がります。朝日を浴びて体内時計をリセットし、毎日同じ時間に寝起きしましょう。
適度な運動をする
適度な運動は、交感神経と副交感神経のバランスを保ちます。特にウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、自律神経を整える効果があります。
ストレスを感じたときは、深呼吸を意識してみましょう。ゆっくりと深く呼吸をすることで、副交感神経が活発になり、リラックス効果があります。
整骨院れん-REN-でのアプローチ
整体施術
体のゆがみや筋肉の緊張をほぐすことで、自律神経の働きを改善します。
鍼灸治療
自律神経の乱れに効果があるとされるツボに鍼やお灸をすることで、リラックス効果や血流改善ができます。
水素吸入
抗酸化作用によって疲労回復やアンチエイジングをサポートし、慢性的な疲れやストレスの緩和にもおすすめです。
まとめ
季節の変わり目に自律神経の乱れを感じる方は多いですが、生活習慣の見直しや適切なケアで対策が可能です。自律神経のバランスが整えば、心身ともに健やかな毎日を過ごすことができます。整骨院れん-REN-でのケアも、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。
体調が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。